お知らせ

鵠通信 ― くぐいだより ― 第79号

第36回 あなたからの嬉しい声♪
現役の看護師さんからお便りを頂きました。
「なぜ、片頭痛は緊張型(肩こり)頭痛と誤診されるのか?

浜松市中区 鈴木貴恵さん(35歳)

■鎮痛剤が多いと月に百錠近く内服
白鳥先生、お世話になっております。
私は、十歳代頃から時々頭痛があった?と思います。6年前の出産を機に、毎日の頭痛に悩み病院を何軒も受診しました。 どこでもCTで異常なく、筋緊張性頭痛と診断され「ロキソニンを1回に2錠内服」と指示が出ました。
私は、 看護師として現在も仕事をしています。私の知識の中で「自分は片頭痛ではないか??」と思いながらも、なかなか医師には思いが伝わりませんでした。片頭痛と診断された事もありましたが、薬の内服タイミングの理解が不十分であったこともあり、効かない状態でした。
私は訪問看護ステーションの看護師としてフルタイムで仕事をしており、子育てや家事を含め、頭痛があってもかなり無理をしていました。そんな折、白鳥先生の看板をみつけ、ホームページをみて受診させて頂きました。

■「どうしたの~?」
先生にお会いすると 「どうしたの~?」という感じで話を聞いて下さって、話しやすく、とても安心しました。私は、鎮痛剤を多いと月に百錠近く内服している事を正直に話させて頂き(先生もあきれたと思いますが!?)家庭の事をもっとスムーズにこなしたい事や仕事を続けたい気持ちを話させて頂きました。
先生には、薬物乱用頭痛と片頭痛との両方と診断して頂き、予防薬を処方して頂き、処方以外の薬は一切内服しないことを約束しました。現在は、生理後に数日の頭痛がありますが頓服薬で速やかに痛みがひきます。以外の日は頭痛が全くありません。

■夢のような快適な生活
おかげ様で、 以前鎮痛剤を乱用していた事を思えば(もちろん現在は先生の処方以外の薬は内服していません。)夢のように快適な生活を送ることができています。そして改めて、家族と普通の生活が送れる事と、看護の仕事を続けられる事が自身の目標であると認識することができました。
今後は、現在内服している薬が徐々に減らしていけるといいな・・・と思いながら、それも気長に構えて、先生を信頼して治療を受けていきたいと思っています。

■「何か質問ある?」
先生は、必ず診察の終わりに「何か質問ある?」と聞いて下さって、安心します。忙しい先生の診察を、フォローするように明るく声をかけてくださるスタッフの方々は、患者様の立場に立った素敵な方々ばかりで、とても感謝しております。また、隣接の薬局の薬剤師さんも必ず励ましの声をかけて下さります。 「親身になって関わって頂くことでこんなに気分が晴れるものだな・・・」と実感しております。
私も、医療従事者として見習わせて頂きます。また、自身が頭痛で悩みながらも、改善の糸口をようやく見つけられた経験を無駄にせず、患者様の気持ちに寄り添える看護師でありたい。また仕事上ばかりでなく、常に思いやりのある人間でありたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。

【ドクター白鳥から】

貴恵さんは、文章だけでなく、実はモノマネもうまいんじゃないでしょうか?
『「どうしたの~?」という感じで』というのは、実に私の雰囲気をよく伝えています。脱帽。
それはさておき、 「なぜ、片頭痛は緊張型(肩こり)頭痛と誤診されるのか?」は、私が頭痛診療にのめりこむきっかけとなった問いです。正直言いますと、当初から頭痛診療に、今ほど熱心に取り組んでいたわけではありません。特に開業前、大病院で勤務していたころは、パーキンソン病や、髄膜炎などの診療で忙しく、「たかが頭痛」に目を向けることはありませんでした。
しかし、開業してからは「神経内科専門医」ということで、数多くの頭痛患者さんが私の許にいらっしゃいます。その悩みは私の想像をはるかに超えて深かったのです。なぜ、そんなに悩みが深くなってしまうのか?といえば、 一、まずは正しい診断がなされていない 二、診断されても、適切な治療法を伝えていない、この二点につきます。片頭痛(これは一般用語の偏頭痛ではなく、医学専門用語)は、明確な診断基準がある、ありふれた疾患なので、正しい診断がなされていないのは、驚きでした。しかも、有名病院の脳外科を何軒も受診してなお、残念ながら誤診が多いのです。その不安の中で、薬物乱用頭痛になる方も。
そのわけは、患者さんの話を伺うことですぐ解決しました。実は、片頭痛患者さんは「肩こりから頭痛が始まる」「肩こり頭痛なんです」と表現することが多いのです。医学教科書や一般向けにかかわらず、本やネットには、肩こり頭痛=緊張型頭痛、と書いてあるため、この時点で片頭痛は緊張型(肩こり)頭痛と誤診されてしまいます。 誤診のパターンは二つ。片頭痛の予兆として肩こりが多いことが理解されていないパターンと、普段は肩こり頭痛だけなのが、月・年に数回寝込むくらいの片頭痛発作がある、つまり片頭痛と緊張型頭痛の混合型であることが見逃されているパターンとがあります。
だから、「年に数回でも、寝込むほどの頭痛はないですか?」と質問しなければ、正しい診断に至りません。このピンポイントの質問ができるかどうかが、分かれ目となっていたのです。
さらに、 片頭痛の特効薬トリプタン製剤(イミグラン・マクサルト・ゾーミック・レルパックス・アマージ)は、「服用のタイミングが命」のお薬です。間違ったタイミングで飲んでもほとんど効果がありません。これについては、頭痛相談室その五(平成二十一年十月号)を是非ご参照。ネットでもご覧いただけます。
最後に。貴恵さん。よくご存知のように、 慢性疾患との付き合い方は、片頭痛に限らず「よくなったり、またゆりもどしがあったり」しながら徐々に改善するのを待つのがコツです。「気長に構えて」行きましょう。

今まで以上に、頭痛と認知症に力を入れていくため、学会休診が増えます。ご協力お願いします。

豪&淳
東京だより
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昨年平成二十一年のドクター白鳥健康五大ニュース(一月号の続き
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白鳥内科医院

〒430-0814 静岡県浜松市南区恩地町192
電話:053-427-0007  FAX:053-427-0005


主な診療内容

物忘れ(認知症)外来
頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患


診療時間

月曜日・火曜日・金曜日
8:30~11:00
15:30~17:30
土曜日・日曜日・祝日
8:30~11:00

学会、長期・短期研修など、水・木以外の休診日は、休診案内をご覧ください。

現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。

また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
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2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。


休診日

水曜・木曜
(毎週日曜・祝日診療)


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