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鵠通信 ― くぐいだより ― 第37号

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あなたの声も見つかるかな?
「白鳥内科医院 浜松」と検索してください。

第37号 平成18年8月(いつのまにやら創刊4年目に突入)
今月は、3回シリーズの最終回。
「他の医院」から流れていらした方からの「怖い話」をお送りしています。

「こんなことでいいの?三つの経験」第3回

(2)糖尿病で力が入らない?(7月号の宿題です)

糖尿病にはさまざまな「合併症」があります。
それで足に力が入らないことがあるでしょうか?という問題でした。
実際には、糖尿病による末梢神経障害は、感覚の障害がおもで、いきなり力が入らない=麻痺ということはありません。
これは医学生の時に習う、「 超基本」です。
この患者さんは、実際には、CIDP(慢性炎症性脱髄性多発根神経炎)というむずかしい病気でした。
この疾患は、神経内科専門医以外では、診断はつきません。
しかし「内科」を名乗っている医師である以上、糖尿病と直接関係のない病気も合併していることは、わかるべきでした。この方は、医大にご紹介しました。

(3)どこも悪い所はない?

「先生のところが休みの木曜日に、お腹が痛くて、Bクリニックにかかったんです。そこで、胃カメラと大腸ファイバーをやりました。問題なしといわれてS病院に紹介され、CTもとったんです。それでも悪い所はない、とB先生が首をかしげているんですよ。様子を見ます、といわれて。」

今度は私が首をかしげる番です。実際、おなかを押さえてみると、今でも痛みがあります。
「本当に問題なかったのだろうか?」 S病院に連絡をとると、「先生じきじきにお話したいことがある」と。

「CTをとったら、腹水がたまっていて、大腸の検査なども必要だからと、B先生にご報告したのですが、その後、連絡がなくて。よろしかったら、今から診察させてもらえませんか?」

話が全然違います。さっそくS病院にかかっていただきました。
実は、この3回シリーズの舞台となった「他の医院」は、すべて同じ先生なのです。
このシリーズの目的は、「医療のことを、今よりも深く考えるきっかけを提供する」ことです。
考えてみて下さい。どうしてこのようなことが、同じ先生で繰り返しおこるのでしょうか?
(次号は私からの提言)

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白鳥内科医院

〒430-0814 静岡県浜松市南区恩地町192
電話:053-427-0007  FAX:053-427-0005


主な診療内容

物忘れ(認知症)外来
頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患


診療時間

月曜日・火曜日・金曜日
9:10~11:00
15:30~17:30
土曜日・日曜日・祝日
9:10~11:00

学会、長期・短期研修など、水・木以外の休診日は、診療日時案内をご覧ください。

現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。

また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しは一切ご遠慮いただいております。

2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。


休診日

水曜・木曜
(毎週日曜・祝日診療)


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