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「歩く」ということ
初夏の森林公園。いつもと違うコースに足を踏み入れました。
杖をついたご婦人が、確かな足取りで坂を登っていきます。
「あれ?」と思ったのは、右足の足首に、白いプラスチックの装具をつけていたからです。新緑の木々、鮮やかなつつじ、森のかおり。人工的な白さが際立っていました。
「こんにちは」
「どうぞ、お先に。私はゆっくりですから」
会話はそこから始まりました。
「十三年前に脳梗塞で倒れてから、毎日歩く訓練を欠かしたことはありません。最初は、まったく足が動かない状態だったんですけど」
「いつごろからこんなにしっかり歩けるようになったんですか?」
「二年前からです」
「倒れてから二年目に歩けるようになったのですか?」
「いいえ、十三年前に倒れて二年前からですから、十一年目です」
「・・・・・」
脳梗塞専門のお医者さんとしては、麻痺してから十一年目に歩けるようになるなどということは、あまり経験がありません。
「それまでと、何か違うことをしたのですか?」
「どうやって、他の人は歩いているのだろうと、よく見るようになったのです。そして、自分の足に言い聞かせました。こういう風に、足をあげ、前に運んで、地面を踏んで、と。それから少しずつ歩けるようになって、今では森林公園をこうして散歩できるようになりました」
「意識して、足を動かすようにしたんですね。そして、毎日訓練する」
「はい」
彼女は、以前は何の気もなしにできていた「歩く」ことを、明確に意識することによって、再発見したのでした。傍らには、赤いサックを背負っただんなさんが歩いています。ハンディーをつけているのでしょう。
「意識して」「毎日行うこと」で出来るようになること。
果たして「歩く」ことだけでしょうか?
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