お知らせ

日本神経学会学術大会 2014年速報(3~4日目)

アルツハイマー病治療の可能性

抗認知症薬の作用メカニズムの違いとその臨床的意義

現在3種のコリンエステラーゼ阻害薬と、1つのNMDA受容体拮抗薬がある。
その成果と課題を考察。

ガランタミンの症例
75F
海馬の萎縮も見られる例
ドネペジルからガランタミンに変更して改善した
ガランタミンのAPL作用が効果か?

イクセロンパッチ
AChEとブチルコリンエステラーゼBChEの両者を阻害するdual 阻害作用
欧米でPDDに対し唯一承認されている
症例
91F
アリセプトからリバスチグミンへの変更で改善
特にADL改善が高い

86F
AD+PDD
長谷川R改善
幻覚にも効果
少量4.5mgから早期に効果

65F
AD+PDD
長谷川R改善 歩行も改善

FDAでもPDDでリバスチグミン承認している
ADLの低下が高いほど効果あるようだ

BChEはアルツハイマーで上昇している
海馬 扁桃体 視床に多く分布
グリアに沢山あるが神経細胞にもある

使い分け
65歳以下で家族歴あり、長い治療が必要 ガランタミン
ADLの低下がある、アドヒアランスに問題がある リバスチグミン
中等度以上で、興奮がみられる メマンチン

フロアから
・リバスチグミンで認知能は改善しなくでもADLよくなるのは、前頭葉への投射経路が関連?
そうだろう、PETで前頭葉改善するデータ有

ADの薬物治療 ~現状と展望

構造式それぞれ違う
作用も違うことを意識しよう

討論

1.薬理学的特徴は臨床現場にどんな違いをもたらすか?

ACEIの中での違い
いろんな面から、長期的に検討が必要
遺伝的要因もあり 個々人で違う
切り替えで効果があることがあると認識しよう

フロアから
・感覚的にでもいいがどんな時にアリセプトからスイッチしますか?

まずはアドヒアランスを考える
リバスチグミンは貼付剤だから介護者が使いやすい
  歩行もよくなる PDDがよくなるから?
意欲や言語を改善

若い人はガランタミンを考慮、2回飲まないとならないが。

・PDDでACEIはADよりさらに効果があるという論文あるが?

睡眠が良くなる
注意力が上がる
幻覚・幻視改善 ACh関連?など

2.ADは単一でなくヘテロな疾患か?

若年はかなりジェネティック
しかし、高齢ではヘテロだろう
DM-ADなどが示すように、AD患者でも危険因子が違う
だから生活習慣病により早く介入をする必要がある
良いライフスタイルが望ましい
2年発症を遅らせれば、経済的に1兆円の効果あるし

つまり、予防の段階では、このヘテロさに注目して治療をする
発症してからは、今のところ治療には差が出ない

3.治療評価の効果はどこに注目すべき?そして評価期間は?

家族からの評価が大切
介護負担 コミュニケーション ADL
変化なければ(悪化しなければ)継続
投与しても低下、長期投与で頭打ちの時はためしに切り替え
評価期間としては3ヶ月で
下がってくるようなら、切り替え
図を書いて家族に説明するといいかも
薬飲める環境を整えるのも大切
実は飲んでいないだけかも

フロアから
・いつまで薬を続ける?

外来で見ることができる期間は限られている
続けることでADLは保たれるというデータはある
コミュニケーションが取れていれば、継続しては?

・欧米では胃瘻をしない その面でも日本は違うガイドラインを作るべきでは?

そうだが、家族の考えもある
最重度では適応外だろう
アリセプト10mgも、最重度では除外

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