お知らせ

日本神経学会学術大会 2013年速報(3日目)

2013年5月31日 神経内科CPC

61才 手の震えで受診 CTでは軽度萎縮
64才 頭痛 TIA?
66才 アルコール多飲で肝機能障害 消化器科に 
同年 頭痛 発熱 見当識障害 つまり髄膜炎様で入院 MRI 左右で拡散強調画像 前頭葉皮質直下 萎縮進行び慢性の白質病変 いったん改善
67才 風呂で倒れ、けいれん 意識消失。2か月後退院
68才 かぜのあと支離滅裂な言動突然。左同名半盲 左不全麻痺 不潔 異食 失禁 徘徊 MRI 皮質に沿って拡散 ADCも低下(いわゆる細胞浮腫) 今までとことなる 浮腫 白質病変。MELAS、ビンスワンガー疑った。造影 大脳・小脳白質 高信号だが造影されない。退院。
69才 仮面様顔貌、尿路感染症で入院。肺炎で死亡

会場
MRAは?
とれていない、65才で血管撮影 OK
脳梁は? 菲薄化進行した。

鑑別
最初はなんともない感じ CTで萎縮はあるけど
よくなったり悪くなったり
震戦 
末梢神経障害
TIA様
髄膜炎様
肝性脳症
アルコール性
ミトコンドリア脳筋症?

ふりかえると
CADASIL 遺伝歴がない 
炎症性疾患 nB 脳幹の症状があまりない
ウィルス HIV
プリオン 白質主体なので違う
腫瘍性 癌の既往あるので パラネオも鑑別すべき
代謝性 ビタミン欠乏 アデノロイコ 年取りすぎだし病変周辺が造影されない点が違う
遺伝性 アリシン 
封入体 皮膚生検できれば
低酸素

MRIでUファイバー領域優位にディフージョン遷延するのは
NIHID

病理
1213g
肉眼OK
右頭頂 後頭 白質の色が茶褐色で濃い 皮髄境界にも茶色
壊死部分も 髄鞘低下していた
血管周囲 封入体
白質には 空砲
空胞そばのアストロにも封入体
血管周囲は粗
ユビキチン陽性封入体

皮膚 直腸にも封入体
ユビキチン陽性 胃がんの標本も振り返ってみると

NIHID
ADC低下 壊死
ADC低下なし どちらも
前方で目立つ

会場
白質病変がない例も経験した
いくつかの亜形に臨床は分かれそうだ

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白鳥内科医院

〒430-0814 静岡県浜松市南区恩地町192
電話:053-427-0007  FAX:053-427-0005


主な診療内容

物忘れ(認知症)外来
頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患


診療時間

月曜日・火曜日・金曜日
9:10~11:00
15:30~17:30
土曜日・日曜日・祝日
9:10~11:00

学会、長期・短期研修など、水・木以外の休診日は、診療日時案内をご覧ください。

現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。

また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しは一切ご遠慮いただいております。

2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。


休診日

水曜・木曜
(毎週日曜・祝日診療)


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