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日本神経学会学術大会 2013年速報(1日目)

2013年5月29日 パーキンソン診察の世界標準を学ぶ生涯教育セミナー

パ病は重症度が数値にできない。
症状は個人差が大きい。
したがって定量化が欠かせない。
だからUPDRSがでた。
例ELLDOPA研究。パ病研究を変えた!
4つのパートからなる評価。
簡便妥当信頼。
しかし非運動症状の評価がないなど欠点。
そこでMDS-UPDRS。
変更点。
ドパミン調節異常症候群。
排尿。
姿勢と運動時震戦を分類。
立ち上がり。
副作用。
統一された世界水準に。
日本語版はいま真っ最中。

前田Dr
追加項目
いらいら
ドパミン調節異常症候群
排尿
便秘
疲労

移動項目
睡眠
昼の眠気
疼痛
ふらつき

趣味
車の乗り下り

問診とアンケート部分有
PART1 日常生活の非運動症状
問診Aと質問票B
パ病以外の症状も区別しない
2点を基準に考える 5段階評価
ナビゲーション 問題なし、つまり「はい」なら0
いいえなら2を基準にごく軽度1から重度4に得点

最近1週間の症状
1A
物忘れ
幻覚や妄想
抑うつ
不安感
無関心
ドパミン調節異常症候群 過剰なギャンブル 性的衝動 反復活動つまり収集など やめることが難しく駆り立てられる

1B
睡眠
日中の眠気
痛み
排尿
便秘
立ちくらみふらつき
疲労感 眠気や悲しみとは別

2
会話
唾液とよだれ
食事
着替え
身の回りの清潔 洗顔入浴歯磨きなど
書字
趣味娯楽
寝返り
震戦
立ち上がり 車の乗り降り
歩行とバランス
すくみ足
会場からの質問
幻覚について 病識はどう評価? Dr間で差があるかも。
歩行 日内変動はどう評価? 患者さんの1wの評価のまま。

久保Dr
パート2
まず服薬の確認 ドーパ飲んでからの時間
言語 抑揚・明瞭さ・声量
表情 まばたき・仮面様顔貌・自発的笑み・口半開き
固縮 手首と肘同時
指タッピング 左右別々 10回 リズム速度振幅
手の運動 グパ 最初ぎゅと握る
回内回外運動 最初下向きから
つま先タッピング
下肢の敏捷性 床を叩いてもらう タッピングより大きな動き
椅子からの立ち上がり 肘掛け椅子
歩行 歩幅・速度・足の上りつまりすり足ではないか・方向転換

斎木Dr
パート3
歩行のすくみ 歩行開始時のすくみ 方向転換時・戸口
姿勢の安定性 後ろに固い壁があるところで 最初に軽く試す 十分なスペース 後ろに3歩以上で異常
姿勢 立ち上がった後の姿勢 悪いと感じたら姿勢を正すよう伝える 2は正すことができる 3、4は正すことができない
運動の全般的自発性 これだけ評価あいまい 印象で 
手の姿勢時震戦 手のひらを下にして 10秒間観察 震え1、3、10cmで評価
手の運動時震戦 FNT できるだけゆっくり 2は1~3cm
静止時震戦の振幅 四肢・下顎 
静止時震戦の持続性
ジスキネジアの影響

パート4
ジスキネジア 震戦と間違えやすい
ジストニア
ジスキネジアの持続時間
運動症状の変動 起きている時間の確認をして計算
症状変動の機能への影響
運動症状変動の複雑さ 予期しないオフがどれだけあるか
オフジストニア 痛みを伴う

会場から

  • 旧来のものとの連続性は? 答えがない 換算表はない
  • どれくらいの時間がかかる? パート2、3で30分 なれれば15分

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白鳥内科医院

〒430-0814 静岡県浜松市南区恩地町192
電話:053-427-0007  FAX:053-427-0005


主な診療内容

物忘れ(認知症)外来
頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患


診療時間

月曜日・火曜日・金曜日
9:10~11:00
15:30~17:30
土曜日・日曜日・祝日
9:10~11:00

学会、長期・短期研修など、水・木以外の休診日は、診療日時案内をご覧ください。

現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。

また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しは一切ご遠慮いただいております。

2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。


休診日

水曜・木曜
(毎週日曜・祝日診療)


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