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2012年神経学会学術大会速報(2日目)
VI.認知症の治療に活かす画像診断―会場と一緒に考える症例検討―

VI.認知症の治療に活かす画像診断―会場と一緒に考える症例検討―

クイズ形式で面白かったです。毎年楽しみにしている企画。

(1)高齢のレヴィー小体型認知症の症例でした。75歳以上のDLBは、典型的な症状を出しにくい。スマートMIBGが決めて。フロアから、「動揺する症状変動とは具体的には?」という質問有、「難しい」と。座長から、「高齢でせん妄をともなうとさらに判断は困難」と発言。

(2)SLEのある女性に発症した、CNSループスではない辺縁系脳炎。亜急性の精神症状・脳症は、辺縁系脳炎を疑いましょう、という症例。SPECTが決めて。MRIでは意外と所見が出ていなかった。治療はステロイド・パルス。

(3)DLBに脳血管性認知症が合併した症例。健忘より実行機能障害が先行した点がアルツハイマーよりVaD的。アパシーがなく、自己洞察があるのは、VaD的ではない。SPECTではDLBは100%後頭葉が落ちるわけではないので、それだけで否定しないことが大切。MIBGも特異度は低い。座長からは「主体はVaDでは?」と。

(4)ADによる軽度認知障害。診断基準の変更により、今までは軽症ADと診断されていたものが、MICに含まれるようになった。(そうだろうか?)だから、MCIでも積極的に治療を。それにはガランタミン(レミニール)がいいと考える。なぜなら軽症例に適応があり、長期効果が報告されているから。

(5)進行性失語、なかでもLPA様の症状を示した、硬膜外血腫の症例。この、進行性失語、という概念はまだ明確に自分の中で消化できていないため、内容はあらためてアップ。

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白鳥内科医院

〒430-0814 静岡県浜松市南区恩地町192
電話:053-427-0007  FAX:053-427-0005


主な診療内容

物忘れ(認知症)外来
頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患


診療時間

月曜日・火曜日・金曜日
9:10~11:00
15:30~17:30
土曜日・日曜日・祝日
9:10~11:00

学会、長期・短期研修など、水・木以外の休診日は、診療日時案内をご覧ください。

現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。

また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しは一切ご遠慮いただいております。

2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。


休診日

水曜・木曜
(毎週日曜・祝日診療)


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