お知らせ

物忘れ、歩きにくい、話しにくい、頭が痛い、めまいがする、昼間眠くなる
思い当たることはありませんか?

「神経内科」と聞いて、どんな病気が専門なのか、思い浮かぶ方。
そんな博識なあなたは、この文章を読む必要はありません。
もし、わからなかったら、今から5分間読むだけで、新たな知識がえられます。

【認知症】

「普段会っている人の名前が出てこない。」
「日用品の名前、たとえば電子レンジや、はんこ、などの名前が出てこない。」
「同じことを言ったり聞いたりするので、それとなく怪訝な顔をするのだが、本人は気がつかない。」
「趣味や、日課をしなくなった。たとえば、踊りの稽古に行かなくなったり、朝、新聞を読まなくなった。」
「衣服が乱れていても気にしない。おしゃれだったのに、同じ服を毎日着たり、季節感がない。」
「おこりっぽい。」
「財布を盗まれたという。」
「約束をしても、日時や場所が不確かになった。知人との待ち合わせにしばしば失敗する。」
「電話を受けて、家族に伝言しようとしたら、話の内容を覚えていない。」
「家の近所など、なれたところで道に迷う。」
「テレビドラマを見ていても、筋が理解できていない。わかっているのかと思うと、 見当違いのことを言う。」

これらは、家族がアルツハイマー型認知症にかかったとき、最初に気がついた「異変」の一部です。
「年のせいだからしょうがない」「本人が気にするから、しばらく様子を見ていよう」と思うことが多いようですが、軽いうちなら、生活習慣の改善や、必要に応じ、お薬を利用することで、劇的に改善する方が少なくありません。
また、アルツハイマー型認知症以外にも、慢性硬膜下血腫など、手術で改善するものもあります。
認知症は、早期発見、早期治療が有効な「病気」なのです。
年のせいだけではありません。
また、「物忘れと認知症はどう違うのか?」という質問をよく耳にしますが、物忘れは認知症(病気)の症状の一つです。認知症の種類によっては、「いないはずの人が見える、動物が見える」などの幻覚や、「歩きにくい」といった足腰の衰え、あるいは「性格の変化」などが最初の症状のこともあります。
逆に、物忘れがあっても、高齢発症の「てんかん」であったり(一般的に「てんかん」は子供の病気だと思われていますが、想像以上に高齢者に多いことが知られています)、認知症以外の病気の可能性もあります。
診断、難しそうですよね。だから、神経内科専門医の出番なのです。

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【脳梗塞

脳梗塞は、歩きにくくなったり、話しにくくなったりする、代表的な病気です。
高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、不整脈、たばこを吸う習慣などがあると、なりやすいのはご存知でしょうか。
「ある朝起きたら、突然、右(または左)の手と足が麻痺していた」ということがあれば、誰でにもおかしいことがわかります。その一方で、小さな脳梗塞がたくさんできて、「いつの間にやら歩きにくい」というパターンもあります。その場合は、次のパーキンソン病と似た症状になることもあります。

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【パーキンソン病】

パーキンソン病ときいても、「難病」というイメージしかわかない人も多いでしょう。

しかし、実際には、お年を召すと、だれでもなる可能性のある、ありふれた病気です。「昨年に比べて、動きが遅くなった」というあなた。パーキンソン病の可能性があります。「声が以前より小さくなる」というのも、よくある症状です。「一歩目が出にくいのに、歩き出すと止まりにくい」という、なんとも不便な症状もよく見られます。有名な症状は「手の震え」ですが、必ずしもあるわけではありません。
しかし、今ではいいお薬もたくさんあって、最初の診断と治療を間違えなければ、寝たきりになることもないし、ごく普通の病気です。
これも早期発見、早期治療がポイントです。

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【頭痛】

頭痛に関しては、「神経内科」が専門。
頭痛には、どれくらいの種類があるか、ご存知ですか?
その一部をご紹介すると、片頭痛・前兆のある片頭痛・緊張型頭痛・三叉神経痛・後頭神経痛・薬物乱用頭痛・カフェイン離脱頭痛・ 脳出血、くも膜下出血、脳梗塞、動脈解離、脳腫瘍、側頭動脈炎、髄膜炎、脳炎による二次性頭痛・緑内障・小児頭痛
などなど。
実は、頭痛の診断と治療は奥が深く、脳神経外科専門の先生でもご存じないことが、多々あるのです。
頭痛に詳しくない先生は、頭痛薬を出して終わり、ということが多いのですが、当院では、どのような頭痛かをまず診断し、適切なお薬を処方しています。いろいろなお薬を使い分けているのです。
「10年来の頭痛がよくなった」と、当院にかかって、はじめて満足される方が多いようです。

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【睡眠時無呼吸症候群(SAS)】

「いびきがひどい」
「時々それがとまる、つまり『ガーガー・・・(無音)・・・ゥゥガッガー、ガーガー』という状態」
「昼間、運転中や会議中に眠くなる」
この病気は、新幹線の運転手さんが、勤務中のうたたねで駅をとばしてしまって、有名になりました。
私自身は、大学院に在学中、「筋緊張性ジストロフィー」という筋疾患の患者さんのSASをレポートしたことがあります。脳梗塞のあとなどでも、比較的多く、神経内科ではおなじみの疾患です。最近では、耳鼻咽喉科や、呼吸器内科の先生も熱心に診ていらっしゃるようです。
SASのうちでも、「閉塞性」といわれるタイプは、肥満傾向のある方に多く、メタボ社会の現在、きわめてありふれた疾患となりました。詳しくは、看護師の仲西が、くぐい通信で報告しています。関心のある方は、関連記事をご覧下さい。

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【むずむず脚(レストレス・レッグ)症候群】

昼間眠くなる病気には、睡眠時無呼吸症候群のほかに、もうひとつあります。それが、むずむず脚症候群。両下肢の不快感が夜間起こるため、脚を動かしたりして熟睡できません。パーキンソン病や貧血、妊娠、透析、カフェイン飲料、タバコなどと関係したり、時には親から遺伝することも。
40才代以上の女性の不眠の原因として、今注目です。診断方法とともに、治療法も確立してきました。

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【めまい

聴力の低下をともなうときは、迷わずに耳鼻科を受診してください。
そうでなければ「神経内科」でOKです。

実は、これらが「神経内科」を代表する疾患なのです。
どれくらいご存知でしたか?
これだけ理解すれば、あなたも「神経内科・入門編」は卒業です。
ご家族や知り合いの「相談役」として、欠かせない存在になるでしょう。

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白鳥内科医院

〒430-0814 静岡県浜松市南区恩地町192
電話:053-427-0007  FAX:053-427-0005


主な診療内容

物忘れ(認知症)外来
頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患


診療時間

月曜日・火曜日・金曜日
9:10~11:00
15:30~17:30
土曜日・日曜日・祝日
9:10~11:00

学会、長期・短期研修など、水・木以外の休診日は、診療日時案内をご覧ください。

現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。

また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しは一切ご遠慮いただいております。

2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。


休診日

水曜・木曜
(毎週日曜・祝日診療)


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