インフルエンザと診断された方に

１．タミフル（インフルエンザ治療薬）は、発症から48時間以内の服用開始で効果があると言われています。1回目は、食事にかかわらずすぐに服用し、2回目は夕食後に服用をお願いします。夕食までの時間が短いときは、明朝2回目に服用してもいいし、寝る前に服用しても問題ありません。

２．タミフルには、「せん妄、幻覚」などの副作用があると、一部マスコミで報道されました。頻度的には少ないですが、脱水にならないよう、充分に水分をとるようにお願いします。脱水は、インフルエンザ自体による（副作用ではなく）「せん妄、幻覚」の誘引にもなりかねません。

３．充分な水分摂取は、普通の「かぜ」同様、治癒を早くします。一例として、脱水があると、リンパ球の流れが悪くなり、なおるのが遅くなります。

４．お部屋が乾燥しているようでしたら、加湿器、ぬれたタオルをかけておくなど、工夫をして下さい。（1）のどの保護のためと、（2）インフルエンザウィルスは、乾燥している環境を好むからです。

５．インフルエンザは、同じ部屋にいるだけでうつります。ご家族の方は、なるべく隔離する、お互いマスクをするなどして、自衛をして下さい。

６．解熱後も、2日間程度は、他の方にうつす可能性があります。学校、職場に行かれる際の、参考としてください。

７．インフルエンザは、一部の方、特に高齢の方は、肺炎になりやすいことで知られています。3日たっても、解熱しないときは、再診をお願いします。

８．シーズン始めにいわゆるA型にかかった方の中には、シーズンの終わりごろ（通常3月）、B型にも罹患する方がいます。充分ご自愛ください。

白鳥内科医院
白鳥　政之
TEL　053-427-0007

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