お知らせ

鵠通信 ― くぐいだより ―　第58号

メタボ（特定）健診
太ってなければ、受けなくていいの？
～白鳥流、今年の健診は「体の中からアンチエイジング」！～

テレビでも週刊誌でも、「今年からメタボ健診が始まる」の大合唱。「太りすぎは良くない」ことを言ってるんだな、くらいはわかるけど、その実態は？「太ってなければ受けなくていいの？」と思われる方も多いのではないでしょうか？
実は、メタボ健診の本質は、あなたの「動脈硬化の危険因子」の数を調べ、あればひとつでも減らそう、というところに主眼があるのです。（だから、癌検診は別になります）「人は、血管から老いる」という面からは、今年のドクター白鳥のスローガン「体の中からアンチエイジング」につながります。特定健診だけでは足りない部分は、白鳥流に追加検査を検討中。「どーなっているんですか？」と、ドクター白鳥にお問い合わせ下さい。
さて、先ほど「動脈硬化の危険因子」の数、というお話をしました。動脈硬化の危険因子は、「高血圧・糖尿病・コレステロールや中性脂肪が高い・たばこ・肥満・ストレスをためこむこと・加齢」などでしたね。（平成十九年八月号参照）
つまり、太りすぎは危険因子の一つに過ぎません。だから「太っていなくても、受けたほうがいい」が正解です。
危険因子は、ふたつまでなら、まったく危険因子でない人に比べ、脳梗塞や心筋梗塞になる率は、せいぜい数倍です。しかし、三つ以上になると突然二十倍から三十以上と、危険性が跳ね上がります。
だから、危険因子を少しでも減らす努力やお薬が必要なのです。