お知らせ

明日へのSTEP！　‐白鳥院長の甥、豪。14歳の生きる道‐

子供がいない院長に、「キョービの中学生事情」を教えてくれる、豪君からのお便りです。

暑いグラウンドから冷房の教室へ　（その2）

エスカレーター式に、S附属高校に進学しようとしてた豪君。

しかし、サッカー合宿の最終日、志望校を書くペンが止まったままに・・・。

◆高校時代にしたいことは？◆
サッカーの春合宿中に、一番仲の良い奴にどこ狙いかを訊いてみた。
彼は、「勉強とサッカーを両立できるW高校を受験する、お前も一緒に受けないか？」と答えてくれた。
W高校なら、サッカーをしながらW高校に進学する道も開ける。
もし、このままS附属高校に進んだのち、大学受験をしてW大学を目指すなら、これからの三年間は、塾通いに忙殺されるだろう。
「サッカー選手」は無理でも、ぼくはサッカーが好きだ。「高校時代サッカーができないなんて・・・」と思った。一方で、今から十ヶ月で勉強が間に合うのか悩んで志望校は白紙のままだった。
合宿から帰ってすぐ、中学受験で麻布に合格した友達に「受験しようと思う」とメールした。返信は「今からじゃ難しいだろ」―ぼくは彼がすごく勉強していたのを知ってるだけに、一度は『高校受験』を頭からハズそうとした。

でも、どう考えても『好きなことが出来ない高校生活』は灰色だ！

◆進学塾に通いだした僕◆
4月末、近所の進学塾に通い始めた。入ってすぐの駿台模試。時計を忘れたり、難問に時間をとられて最後まで解けなかったり・・・結果は散々。
笑っちゃうような成績だ。
それでも、僕は挫けない。志望校の偏差値70を目指して、サッカーで学んだ粘り強さで、頑張ろうと思う。

左目0.08、右目0.8・・・（アンバランス）
ホワイトボードが見えなくて、勉強の夏合宿で困った。
とうとう眼鏡を作ったよ～。

◆将来の夢に向かって◆
現在の将来の夢は『ジャーナリストから政治家になる』だ。例えば国会中継をみていて、長妻さんという人がいる。今、大きな問題となっている『年金』に初めてメスを入れた議員だ。多分彼は、日経BPにいる時に勉強をして、政治家になったんだろう。そして、その経験を生かし、ジャーナリスト流に『年金問題』を提示した姿に『世の為。人の為』になれる可能性を感じた。
僕もできれば、社会の役に立つ人になりたい。
だからこそ、たとえ苦しくとも夢という高い山を、頂上目指して登って行きたい。

【院長から】
高校受験にチャレンジするとは、頼もしい限りです。しかも、高校時代にサッカーを続けたい願望から、将来の夢まで考えてるとは、だんだん大人になってきました。
「政治家になりたい」には、正直びっくり。でも、2世政治家だけではなく、普通の人がもっとたくさん政治家になれば、日本の政治も、ずっと透明度が増すことでしょう。
一族の中で、だれか、医者の道も歩んで欲しいですけど。
（以下次号）