「ただの物忘れとは違うようです。認知症ですね」
あなたの家族が言われた日～その4～

心構え　その4
「簡潔に」伝える。

心構え　その3までを振り返ると？

1. 愛情を持って受け入れる
2. 両親の昔の記憶を、あなたも共に楽しみましょう
3. 質問する

一言でまとめれば、「認知症を抱える家族には、理屈で説明するんじゃなくて、感情レベルで交流する」ということでしょうか？

でも、やっぱり、具体的にうまく誘導する方法も知りたいですよね。

神経内科は、認知症・脳梗塞の専門です。

もし、水道の蛇口をいつも閉め忘れて、水を出しっぱなしにするお母さんがいたら、、、その対処方法は？
「水をつかったら、蛇口は閉めてくださいね」
口で何回言ったとしても、まず改善はのぞめません。
そこで、蛇口のところに、 『水道は、つかったら蛇口をしめてください』 と書いて貼ったそうです。
でもやはりダメ。
そこで、一計を案じたお嫁さん。

『節水』

と、一言だけ書いて貼ったところ、ピタッと出しっぱなしがなくなったそうです。

「簡潔に伝える」ことと、節約に目がない主婦魂に響いたことが、よかったのでしょう。

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