お知らせ

明日へのSTEP! ‐白鳥院長の甥、豪。14歳の生きる道‐

60年前の夏を思う

◆沖縄への修学旅行◆
五月八日から沖縄に、修学旅行に行った。
どこで何をするのか全てを生徒が決定する。そこで、僕たちのクラスはまず渡嘉敷島に渡った。そして二日目、三日目とマリンスポーツを楽しんだ。

同級生と記念撮影
美しい貝殻

最終日、最後に向かったのは「ひめゆりの塔」
教師十六名、女学生二百六名が亡くなった慰霊碑に参拝し、資料館を見学する。
ひめゆりの塔は 「小さいなぁ」と感じた

◆モノクロの世界◆
資料館は中に入ると、モノクロの世界だった。それまでの、青い空と透明な海、白い砂浜・・・楽しくてきれいな沖縄が一変した
今まで自分にとって戦争とは、妹尾河童著「少年H」や映画「男たちの大和」で読んだり、観ている想像の世界でしかなかった。
しかし、実際に体験者のお話を聞くと、想像を超えた悲惨さだ。例えば、婦女子を乗せた赤十字船に乗り攻撃を受けて沈没、ずっと泳いで助かった平良さんの話。資料館の場所にあった病院壕にガス弾が投げ込まれ、遺体の下で四日間飲まず食わずで生き残った宮良さんの話。十五才~十八才の少女たちさえ、戦争に巻き込まれ死んでいく
「天皇万歳」と叫んで国の為に死ぬこと=天皇への忠義心という教育は、なんて恐ろしいものだろうと思う。
女学生が、不足して看護婦になったり、軍需工場で働いて、戦争に協力するのは、当時よくあることだったかもしれない・・・。去年、静岡に住んでた祖母の妹、ばーばの遺品を整頓していた時、準看の写真付き免許証が手帳に挟んであった。不二高女の制服を着ている。でも、それ程辛い事は聞いたことがなかった。
思い出したくなかったのだろう。

◆尊い犠牲の上にあるもの◆
沖縄は、本土を守る為に、さらに大勢の犠牲者を出したのだ。
「ガマ」と呼ばれる壕を見ているうちに、キャンプの夜を想い出した。ぼくは友達六人、国立公園の中のテントを張った。臭くて虫がいて、ぼろい毛布一枚にくるまった。
クタクタに疲れているのに、夜になると寒くて、下の石がゴツゴツと痛くて、全く眠れなかった。
今、衣・食・住が足りて、何の不自由なく暮らしている、平和なぼくたち。ipodで音楽を聴いたり、携帯でメールしている毎日。六十年前の激しい戦を全く知らずに、安易に過ごしているのは、一体いいことなのだろうか、、、。
「ひめゆりの塔」は、とっても 小さいけれど、その中に平和を願い死んでいった人々の、大きな祈りがあった。

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白鳥内科医院

〒430-0814 静岡県浜松市南区恩地町192
電話:053-427-0007  FAX:053-427-0005


主な診療内容

物忘れ(認知症)外来
頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患


診療時間

月曜日・火曜日・金曜日
9:10~11:00
15:30~17:30
土曜日・日曜日・祝日
9:10~11:00

学会、長期・短期研修など、水・木以外の休診日は、診療日時案内をご覧ください。

現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。

また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
混乱を避けるため、予約日時の取り直しは一切ご遠慮いただいております。

2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。


休診日

水曜・木曜
(毎週日曜・祝日診療)


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