明日へのSTEP！　‐白鳥院長の甥、豪。14歳が語る‐

1992年Jリーグ発足の年に僕は生まれた。
そして4歳になった立冬の日からチームに入り、毎日ボールを蹴ってきた。
ルールさえ分からず、ただただボールを追いかけていた。
小6になったとき、「FCトリプレッタ」という強いチームの選抜を受ける時は、20／120人に選ばれなければならなかった。それまで の友達も、ライバルになった。結果、一次は合格したが、二次で落ちてしまった。
実は小学4年の時にも、「トリプ」 に入ろうと思ったことがある。港区から渋谷に引っ越し、強いと評判のチーム「トリプ」の練習に一ケ月間参加した。
今までのレベルとは大違い！何しろ掛け声が「ウノ・デュ エ・トレ・・・」、フォーメーション（試合中の動き方の約束事）もきっちりしていて、とても入り込めなかっ た。すっかり自信を失った僕は、学校のチームに入部。そこではエースで、夏に、全国のチームが清水に集まる「清水カップ」にも出られ楽しかった。仲間もコーチも優しい。だけど、どこか物足りなかった。

豪君（左から2番目）、 名波選手（東京ヴェルディ）と。

それで、どうしても「トリプ」に入りたかった。そしてもう一度チャンスをもらった。何とか“補欠”みたいに入ったけど、初めの頃は何度も苦しい思いをした。夏の厳しい走り込みには、くじけそうに度々なった。
けれど、それを乗り越えた今、いつの間にか助け合える友達ができていて、僕が生きていく上で大きな「糧」となったと思う。

NeverGiveUp！！

【院長から】
甥の豪君、登場です。中学3年生の彼は、「成長期をむかえて、どんなことを考えているんだろ～」 と思って、受験を控え忙しいなか、連載を頼みました。「清水カップ」は、わたしも、暑い中、応援に行ったことを思い出します。あのころは、「一生懸命ボール追いかけてるな」という感じでした。しかし、その陰では挑戦と挫折、そして成長をしていたんですね。あなたのお子さん、お孫さんは、どんなスポーツを楽しんでいますか？

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