ドクター白鳥の幸せのツボ（その6）

ストレスは、解消すればいいものなのか？

先日も、診察室で患者さんに聞かれたんです。
「先生の“あさがおだより”の記事、読みました。 いつも人に期待していると、他人は思い通りにならないから、ストレスがたまるって。自分でも思い当たるんです。じゃあ、ストレス解消は、どうすればいいんですか？」

ちょっとちょっと、先生！
今月はわたくし、レモンちゃんがナビゲートするのよ。
え？お忘れ？
だから今月は“右脳活用その2でしょ。まずは簡単トレーニンゲ。
そこのあなた、用意はいいかしら？

眼の前に、真っ赤なりんごを イメージしてください。 それをふたつに割ります。 りんごに鼻を近づけると、 どんな香りがしますか？ 甘い香りがしてくれば、 イメージ脳“右脳”活用の準備が ととのっています。 では、 そのまま、わたくし、レモンを 思い浮かべましょう。 遠慮なく、ぐさっ！とナイフで 切ってください。 手で絞ると、ほら、 すっぱい香りがするでしょう？ みんな、うまくイメージできた？

自己カウンセリングとは？
イメージする脳“右脳”を活性化 することは、ストレス対策に欠かせない能力です。
でも、現代人は、さまざまな情報 や、子供のころからの教育におかされ、分析脳“左脳”優位になっ ていることが多いんですね。それを正し、右脳優位の状態になると 「自己カウンセリング」 の準備が整ったことになります。

え！自己カウンセリングだって？

そうですよ、自分で自分をカウンセリングするんです。なかなか人はやってくれませんからね。

ここで、冒頭の問いの答え。
「ストレスを解消するのは、日々の習慣としてとても大切です。しかし、あなたがうすうす感じてい るように、大きな悩み事があると き、挑戦をしなければならないと き。“解消”だけではすまされません。」

ストレス解消以外に必要な事とは？
「自分が成長するのです。ストレスを乗り越えられるだけの、自分を創っていくのです。その助けとなるのが、自己カウンセリングの 手法なんですよ。」

次号はまず、あなたの「心の依存度 尺度チェック」です。

自分はどうも人間関係が うまくいってないな、 健康もイマイチだな、 っていう人。 人の機嫌をとっていませんか？ たとえば、自分の隣に、 機嫌の悪い人がいるとします。 機嫌とっちゃだめですよ。 あちらはあちらの都合で 機嫌が悪いんです。 こちらはこちらの都合で 機嫌がいいんです。 自分で自分の機嫌をとれないようじゃ、ろくなもんじゃ ないんですよ。 機嫌のいい人が、世の中をリ－ドするんです。 それが「ツイてる」ってことなんですよ。 斉藤一人

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