Dｒ白鳥の幸せのツボ　（ストレスについて　その4）

さあ、「ストレスをためやすい人」の最終回です。
今回は"タイプ3"を紹介しましょう。

それは、「サルヴァドーレ・トト」でした。

卜、トト？？（…唖然。）

それって何？誰？サッカー選手？？
いえいえ。
戦後、『シチリア、パラダイス座（映画館）』とくれば、あの名画 「ニューシネマ・パラダイス」！
さあ、エンニコ・モリコーネの名曲のかずかずを、あなたの頭の中で鳴らしてください。遠慮はいりませんよ！
♪タンタラ・タリタラララ～♪
（※参考→ http://n-c-p.jp 先月の「寅さん」があまりに好評で、今月も映画にこじつけ）

あどけない笑顔が素敵でした、映画好きの少年“トト”の叙事詩＝成長物語。
トトは高校に入学し、高嶺の花、銀行家の娘と恋に落ちます。しかし、恋人の両親、戦死した自分の父親代わりの映写技師・アルフレード。どちらからも大反対され一人シチリアを去るトト。 時は一気に30年が過ぎ、トトは映画界で大成功。イタリアを代表する監督のひとりになります。しかし、その時々に女性はいるものの、結婚もせず、本当の幸せはつかんでいない様子。
そう。初恋の人、エレナを忘れられなかったんですね。
それが成功の原動力にもな っていたのでした。というわけで、タイプ3は「あきらめの悪い人」。

先月号の「寅さん」は、あきらめが早すぎる、“隠れ”依存心の強い人でした。
あきらめの悪い人は、依存心の強い人そのまま。困ったことがあると、いつも周囲にヘルプを求める人。
上司や同僚、友人や家族からへルプが得られないと、「まわりが察してくれない」「自分の思い通りにならない」と不満を抱えます。

愛情には、
1.人に認められ、愛されたい心
2.自らを認め、信じる心
3.人を認め、愛する心
…の3段階があると考えられています。
このバランスが大切なのですが、親が過保護だと、3.の感情が乏しくなり ます。
また、親が厳しすぎ、自己決定の訓練ができないと、2.の感情が弱くなります。
そして、子供のとき無条件に愛されないと、心の飢えが残り1.の感情だけが、強くなるのです。

【参考図書】
自己カウンセリングで成長する本（著／宗像恒次）

【名画「ニューシネマ・パラダイス」に隠されたストレスとは？】
さあ、いよいよ来月は『自己成長によるストレス対応力』のクイック・レッスン1です。
私と一緒にあなたも成長しましょう！鍵を握るのは"右脳"ですヨ。お楽しみに！
最後に。「ニューシネマ・パラダイス』は必見！！
ラストシーンでは、86％の観客が泣きました（白鳥調査による）。
ノスタルジーに浸りたいとき、泣きたいとき、ゼッタイはずせない一本。
ただし、初めてみるときは、完全版ではなく 『日本／アメリカ公開版』がお勧め。
（あ～、映画紹介コーナーも作りたい・・・！）

お知らせ一覧を見る