肩こりからくる頭痛？

「肩こりからくる頭痛」と他の内科や脳外科では言われたんですが、、、
ひどいときは仕事ができないくらい辛いので、本当に肩こりの頭痛なの？と思って来たんです。

格調高い文です。
なんだかわかりますか？
これは、私も出席した、京都での国際頭痛学会で採択された、宣言の一部なんです。
まるで、奴隷解放のリンカーン演説みたいですネ。
「頭痛」はありふれていて、しかも苦痛の大きな疾患であるにもかかわらず、「頭痛で死ぬことはない」などといわれて、頭痛もちの方が、我慢をしいられてきた歴史があるのは、確かなこと。

今では、片頭痛に効くお薬が日本でも発売されるようになり、頭痛持ちの方にとっては、一見「いい時代が来た」ようでもあります。

しかし、頭痛に対する十分な理解がないまま、薬を処方されても、頭痛薬が効かないばかりか、有害なこともあるのは、あまり知られていません。
処方する先生方が、十分に頭痛のことを勉強しているか、十分に確認してからかかったほうがいい、というのが現状です。
あなたが「肩こりから頭痛が始まるんです」と言ったとします。
実は、それで多くのお医者さんが、片頭痛と緊張型頭痛とを、間違えてしまうことを、ご存知ですか？

□ 肩こりから始まる片頭痛は、日本人では多いのか？
□ その場合は、緊張型頭痛との区別はどうすればいいのか？
□ 片頭痛の人が避けるべき誘因には、どのようなものがあるのか？
□ 片頭痛の前兆には、どのようなものがあるのか？
□ 片頭痛の治療薬は、どのように使い分けるのか？
□ 片頭痛治療薬を服薬するときの“コツ”は？タイミングは重要か？
□ 片頭痛治療薬を服用してはいけないときは、どんなとき？
□ 授乳中に片頭痛が出たときは、どうすればいい？
□ 漢方薬は有効か？
□ 片頭痛の予防薬は、どのようなとき使うのか？
□群発頭痛とはなにか？
□ そしてその治療は？
□ 薬物乱用頭痛の診断は？

などなど、実は、頭痛の診断と治療は奥が深く、脳外科専門の先生でもわかっていないことが多いのです。
その証拠に、脳外科や内科を含めて、何箇所も病院を渡り歩いた患者さんが、東京から当院を受診し、「ふつうの片頭痛だった」ということがあります。適切な診断と治療を受けられなかったので、さまよってしまったのですネ。この患者さんからは「なにより原因がわからなかったので、解決して嬉しいです」と、感謝の言葉をいただきました。

「あなたは頭痛をあきらめていませんか？」

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