H25年最後のくぐいだよりは、11月と12月のコンサート情報。
年末年始の旅行は来年1月号でご紹介。
これが今回のハイライト。
トリノをイタリアを代表する歌劇場の一つに押し上げたノセダの指揮で引越し公演。
オクサナのアメーリアは、なんとも無表情。昔の突っ立って歌うソプラノ、という印象。
マリアンネ・コルネッティのウルリカはさすがの迫力。新国立でナブッコのときはかわいそうな衣装でしたが、これが本来でしょう。
市原愛のオスカルもとてものびやかでした。
トスカはバックステージツアーに招待されて。一番有名な人ともすれ違いました。
パトリシア・ラセットのトスカで聴きましたが、まさに歌う女優です。オペラ嫌いな人は、歌うか芝居するかどっちかにしぼれ、というむきが多いと思いますが、完全に歌と芝居がシンクロしていました。
年末、都響で庄治沙綾香のヴァイオリンも聴きましたが、さすがに名フィルより実力上ですね。バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番、事務長は「耳に残るメロディがない」と申しておりましたが、「ぶおんぶおんぶおん」と大きな虫が鳴くようなヴァイオリン、耳に残りますって。
これも今年の目玉。
ホワイエで開催中の「人間、ベートーヴェン展」も。
いわゆる弾き振り。感動。流れだすような。
内田さんの聴衆はお行儀がいい。フライング拍手皆無。
がばっと股を広げて弾く姿が印象的。
「シャンゼリゼのモーツァルト」と呼ばれた異形の天才作曲家ジャック・オッフェンバックのホフマン物語。帰りの新幹線の都合で最後の幕はみれずじまい。したがって有名な舟歌は聴けませんで、これこそ耳に残るメロディがなかったです。
小田島さんの言葉遊び。
これも長丁場で最後まで見れないことが分かったので、昼の部で後半はZ席で鑑賞。なんだか最後は女性の自立の物語になって。マイフェアレディーとは違う落ち。
意欲的なプログラム。しかし、歩き方おかしいの。もしかしてアスペルガー的?
アンコールは、
と盛りだくさんでしたが、あらかじめ曲名全部当てたらロシア料理食べ放題にご招待、ってふっざけたロシア人だよ。
【アンコール曲】
しょっぱなから、宇宙から音が聞こえてくると思ったら、おばあさま、補聴器落としてますよ。気が付いていないのはご本人だけ。昼のコンサートは年配の方が多いので、今後無理だな。
小泉和裕 (指揮)
<空気・土-凍える冬から豊穣の秋へ>
ベートーヴェン: 交響曲第2番ニ長調 作品36
グラズノフ: バレエ『四季』 作品67
この四季、解説見ながら聴いたら、情景が目に浮かぶ感じで、ええ感じ。
若くして小澤征爾らと共演を重ねる、次世代のスター。
古典とジャズと。もうどちらも古典かな。
ホール自体がいまいちかな。
武満聴いていたら、なんかまた宇宙から音が聞こえてきて、事務長に確認したら「耳鳴だろう」と。ほんとにそうでした。ストレスの多い一年でした、というしめくくり。
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