10月30日、第5日曜の休診日を利用し、静岡県立美術館に出かけてきました。最近、木曜の休診日は、某製薬会社・社員向けの認知症講座、11月17日木曜の佐鳴台地区社協での認知症講演の準備で、休みが取れない状態でした。そこで「右脳を働かす」日が必要、というわけです。
本当は、京博に行く予定でしたが、前日、ワーファリンを適切に服用できていない患者さんを発見、夜まで対策に追われたため、近場に変更しました。これが予想よりもよかったです。京都千年の美の系譜―祈りと風景―。
そもそも京博の平常展示館の建替え工事に伴って、貸し出しが行われた企画展。どんなものかな~と思っていましたが、なかなか良い作品を借り出すのに成功しているようです。雪舟の天橋立図は言うに及ばず、若冲の乗興舟の「ぬめー」とした黒。最高です。これは拓本ならではの黒らしいです。というのも、たまたま2時から、学芸員のガイドツアーが始まって、ラッキー。いい解説が聞けました。
雪舟の天橋立図も、以前岡山で拝見した時は、実はいまいち良さがわからなかったのですが、「この時代に、風景画を写実的に描いただけでも先進的」という解説で、納得。単なるラフなスケッチの人、では、もちろんなかったわけだ。狩野永徳の若書き、洛外名所遊楽図屏風も、数年前、京博で拝見した時は、「絵の前で立ち止まらないでください!」というご無体な声をかけられながらの鑑賞でしたが、今回は、日曜というのに、ほぼ独占状態。後期展示も見に行きたいです。牧谿の遠浦帰帆図などは、後期のみの展示。これもなかなか見れないもののようです。余談ですが、徳増ないるさんが、解説聞きにいらしてました。取材だけとは思えない、熱心な鑑賞ぶり。日本美術、お好きなんでしょうね。
ちなみに、佐鳴台地区社協での認知症講演会は、11月17日木曜、14時から、佐鳴台公民館にて、定員120名で行います。こちらも力入ってますよ。関心のある方は、ぜひいらしてください。当院の認知症外来に通院中の患者さん家族にも、ぜひ聞いてほしい内容です。
大学一年生、豪
「横浜トリエンナーレ」
10月の終わり、家族で横浜トリエンナーレへ行ってきた。
横浜トリエンナーレとは横浜で三年に一度開催される、現代美術の国際展覧会だ。現代アートというのは?と感じることもしばしばあるのだが、もちろんおもしろいものもたくさんある。
例えばぼくは、ダミアン・ハーストという作家が好きなのだが、この作家はホルマリン漬けの羊や、水槽の中の人食いザメといったセンセーショナルな作品を発表し話題となった作家だ。今回も、何千匹もの色鮮やかな蝶を用いてステンドグラスを模した作品が展示されており、ひときわ目を引いた。
また、オノヨーコから電話がかかってくる電話ボックスという変わった展示もあり、弟はかかってきたらどうしようと案じていたが、残念ながら電話が鳴ることはなかった。
そんなこんなで個人的には見飽きないおもしろい展覧会だった。また三年後に訪れたいと思う。
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現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
お越しになる際は、必ず、時間に余裕をもっていらしてください。
認知症の診療には、多くの時間と手間がかかるからです。
また、再診で、予約の日に来られなかった方も、予約無しでお願いします。
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2017年から、1時間当たりの予約患者さんの数を減らし、以前に比べると、はるかに待ち時間は少なくなりました。
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