すっかりおなじみの検査です。では、どんな時にするのでしょうか?
まずは、
(1)経験したことのない頭痛があったとき
です。経験したことのない頭痛は、何らかの、病変のサインであることが多いです。具体的には、脳腫瘍、脳出血、くも膜下出血などの可能性があります。
当院でも、脳腫瘍が見つかって治療を受けた方がいますので、そのような時は、迷わず受診してください。
(2)高血圧、糖尿病、高脂血症など、動脈硬化に結びつく、生活習慣病をもっているとき
いわゆる生活習慣病のある方、たばこを吸われる方には、頭部CTをチェックすることをお勧めしています。たとえ、脳梗塞などの症状がなくても、CTでみると、すでに脳梗塞があることが、しばしばあります。「かくれ脳梗塞」と言われるものが、これです。かくれ脳梗塞は、当然、将来的に本格的な脳梗塞になる可能性がありますので、治療の対象となります。具体的には、バイアスピリン、パナルジンなどの内服がお勧めです。ストレスも、動脈硬化の見逃せない危険因子です。
(3)しゃべりにくい、お箸を持ちにくい、歩きにくいなどの症状があるとき
いわずもがなですね。
(4)痴呆症がみられるとき
痴呆の原因の特定に必須。特に、慢性硬膜下血腫は、治療可能な痴呆症です。
難しい感じがしますが、よく、受付で「薬だけ頂戴」というやつです。基本的に、診察せずにお薬を処方することは法的に禁じられており、先生が診察せずに、窓口でお薬だけわたしたり、処方箋を渡したりするのは、違法行為であり、程度がひどい時には処罰の対象となります。当院では、原則的に「お薬だけ」をお断りしています。それは、診察をきちんと受けられる患者様を大切にしたいからです。どうしても来られない時には、ご家族の方に近況をご報告いただくようにしています。突発的な出来事で、どうしてもお時間が取れないときには、例外的に認めることも有りますが、あくまでも「例外」ですから、大いばりで「薬だけもらえればいい」などと、口走らないようお願いします。
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頭痛外来(6歳以上の小児を含みます)
パーキンソン病とその類縁疾患
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現在、予約は再診患者さんで若干込み合っている状態です。
恐れ入りますが、初めての方は、予約無しで、お早目の受診をお願いいたします。
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